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人生100年時代において老後資金はいくら必要?

人生100年時代において老後資金はいくら必要?

日本人の平均寿命が大幅に延びていて、人生100年時代ともいわれています。

老後に必要な生活費はいくら程度準備をしたらよいのか、日頃から不安に感じている人は多いのではないでしょうか。

ここでは、老後の生活費の目安や、生活費の準備方法について紹介しています。

老後の生活費は毎月いくら必要?

昭和60年の法改正により、厚生年金保険の受給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられました。

年金支給額も2000年以降減少傾向にあって、老後生活において年金だけで支出のすべてをまかなうのは難しい場合もあります。

なので、定年退職後の「第2の人生」である「セカンドライフ」に向けて着実に老後資金を貯めておくことが大切になります。

総務省の令和5年「家計調査報告(家計収支編)」によると、2人以上世帯のうち65歳以上の無職世帯について、1カ月の平均収入(可処分所得)は22万2,725円、平均支出は25万2,928円です。

収入に対し支出が約3万円多く、不足になります。

1年間にすると約36万円の不足で、この分だけ老後資金を切り崩して生活することになりますね。

同じ調査結果によると、65歳以上の単身無職世帯では収入(可処分所得)が11万4,663円、支出が14万5,430円なので不足分は約3万円です。

こちらも年間約36万円の不足となります。

では、老後生活を送るうえで、生活費は平均でいくら程度かかるのでしょうか?


老後の最低日常生活費は月額で平均23.2万円

生命保険文化センターが行った調査によると、夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考える最低日常生活費は月額で平均23.2万円となっています。

分布をみると「20~25万円未満」が、27.5%と最も多くなっています。

標準的な年金額月額23万483円
最低日常生活費の平均月額23万2,000円
65歳から90歳まで年金を受け取った場合の総額約7,191万円
60歳から90歳までの生活費の総額約8,630万円
不足額(必要な老後資金)約1,439万円

参照元:令和6年4月分からの年金額等について|日本年金機構

参照元:老後の生活費はいくらくらい必要と考える?|生命保険文化センター


ゆとりある老後生活費は平均37.9万円

ゆとりある老後生活を送るための費用として、最低日常生活費以外に必要と考える金額は平均14.8万円となっています。

その結果、「最低日常生活費」と「ゆとりのための上乗せ額」を合計した「ゆとりある老後生活費」は平均で37.9万円となりました。

なお、ゆとりのための上乗せ額の使途は、「旅行やレジャー」が最も高く、以下「日常生活費の充実」、「趣味や教養」と続いています。

標準的な年金額月額23万483円
ゆとりある老後生活費の平均月額37万9,000円
65歳から90歳まで年金を受け取った場合の総額約7,191万円
60歳から90歳までの生活費の総額約1億4,099万円
不足額(必要な老後資金)約6,908万円

参照元:令和6年4月分からの年金額等について|日本年金機構

参照元:老後の生活費はいくらくらい必要と考える?|生命保険文化センター


そのほかにかかる出費

日常生活費やゆとりのための資金のほかにも、必要な資金があります。

税金や保険料

年金にも税金(所得税・住民税)や社会保険料(国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護保険料)がかかります。

また年金以外の収入があればそれに伴う税金等が発生し、不動産を所有している場合は固定資産税、自動車を所有している場合は自動車税が発生します。

税金と社会保険料を合わせた金額(非消費支出)の平均は、夫婦で31,538円、単身者で12,243円です。

参考: 家計調査年報(家計収支編)2023年(令和5年)結果の概要 P.19


のリフォームや修繕費

自宅が持ち家の場合、必要に応じてリフォームや修繕費が発生します。

老朽化に伴い修繕が必要になることもあります。

また、階段やお風呂の手すり設置に室内の段差の解消など、介護のためのリフォームが必要になるかもしれません。


入院

入院すると、治療費だけでなく食事代や差額ベッド代、入院中に必要な日用品の購入費などが発生し、思ったよりもお金がかかることがあります。

生命保険文化センターの調査によると、入院時の自己負担額の平均は、19.8万円です。

入院日数が長くなるにつれ、費用は高額になります。

60歳代の平均入院日数は18.8日、70歳代になると平均20.5日で、この場合の費用の平均は28.4万円(入院日数15~30日の場合)です。

61日以上入院する場合は、75.9万円とさらに高額になります。

参照:生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」

高額医療制度があるからそれほどかからないと思う人もいるかもしれませんが、上記の金額は高額医療制度を利用した場合も含まれています。

老後の入院に備えて、ある程度の資金が必要になります。


介護

老後は、介護が必要になるかもしれません。

生命保険文化センターが行った調査によると、1カ月あたりの平均で8.3万円、合計で平均74万円の介護費用がかかるようです。

介護の程度によって必要な額は当然異なり、自宅か施設かでも必要な金額は変わってきます。

たとえば最も介護度が高い要介護5の場合は、総額で平均107万円です。

また自宅で介護を行う場合の費用は月額4.8万円に対し、施設だと月額12.2万円となっています。

参照:生命保険文化センター「2021(令和3年)生命保険に関する全国実態調査」p.173~174


老後資金の貯め方

必要となる資金を賄う手段には、例えば「退職金や企業年金」「個人年金保険」「預貯金」「老後働いて得る収入」などがあります。

早めから無理のない範囲で貯めておきたいですね。

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